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ゼロエミッションの推進

当社ではゼロエミッションの実現に向けて全社を挙げて廃棄物の削減に取り組んでいます。この度、社内の組織変更にともない、生産部門と物流部門を統合。新たに生産本部としたことで、生産と物流の両方における廃棄物削減に一括して対応することが可能になりました。これによって、ゼロエミッションの推進を加速させていきます。

ゼロエミッション…排出した廃棄物を資源としてリサイクルすることで、最終的に処分される廃棄物(エミッション)の量をゼ ロにしようという考え方です。当社では、ゼロエミッションについて製造プロセスから出た原材料の廃棄物を99%以上リサイクル、リユースすることと定義しています。

全工場におけるゼロエミッションの取り組み

 2003年度、当社の生産工場である山口工場において、製造プロセスから出た原材料の廃棄物63.7t/月のうち99.5%をリサイクル・リユースし、ゼロエミッションを達成しました。これにより、全工場でのゼロエミッションを実現したことになりました。
2004年度は、木材の再資源化として、これまで工場から出る端材を全てパーティクルボードの原料としてリサイクルしていましたが、一部、製紙会社にも引き取ってもらい、紙の原料としてリサイクルするようにしました。
以下に現在つくば工場と山口工場にて取り組んでいるリサイクル・リユースを紹介します。

木材歩留まりの向上

 2004年度には品質の良いカナダのSPFの使用を床パネル、間仕切りパネルにまで拡大したが、2006年3月には、更に腰壁パネル、妻パネルにまで使用を拡大しました。これにより、当社生産工場の1〜2月の歩留まり平均が86.4%から3月、88.2%に向上しました。その他、端材の有効利用として、パーティクルボードや紙の原材料として再利用する活動を行ってきましたが、2006年度はさらに集成材の材料とするべく、中国やインドネシアへ送る活動も開始しました。また、山口工場では地元の海老の梱包用材料として端材を無償提供しております。

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施工現場での廃棄物削減

 住宅業界においてゼロエミッションの障害となるのが建築部材の梱包材です。部材の破損やキズを防ぐため、梱包材の一定の 使用は避けることができません。
当社では、建築現場ごとに排出される梱包材を減らすための工夫を凝らしています。大きな取り組みとしては、梱包方法の規格を全国3か所の物流センターで統一。これによって、梱包材の使用を極力減らすように努めています。
また、工場でプレカットする部材を増やしていくことで、現場で端材などの廃棄物ができるだけ出ないように配慮しています。
さらには建築現場での対応として、梱包材として使用したビニル袋などをゴミ袋としてリユースするといった取り組みも行っています。工場から建築現場に至るまで一貫して廃棄物削減を促進することで、ゼロエミッションの実現をめざしています。

釘などを入れる梱包箱はホッチキスで止められ、分別が困難で混合廃物となっていました。改善後はポリ袋での納品とし品番品名を明記した紙を入れ区別する簡素なものとしました。

構造材である土台パッキンを保護するダンボール梱包を廃止し、PPバンドのみの結束としました。これにより、1棟当たり廃棄物を平均約1kg(現場でのダンボール処分量の0.8%にあたる)を削減しました。

※PPバンド…段ボールの梱包に利用されている硬いビニールのようなバンド

構造材などを縛るPPバンドは金具シールを機械で圧着してとめていました。金具シールを手締めクリップに変更することで、バンドとクリップの分別が可能になりました。

床下収納・点検口のため施工現場にて床パネルに開口をあけていました。改善後は工場にて開口の床パネルを新規設定することで、施工現場での廃棄物を削減しました。

これまで施工現場にて2×4材を加工し、ツバ管用の枠を取り付けていました。改善後は工場にて端材を有効利用し、枠を製作することで工場および施工現場での廃棄物を削減しました。

新築時の廃棄物調査の実施

 当社では、ゼロエミッションに向けた取り組みの一つとして、2006月10月から2007月1月にかけて兵庫県内の新築住宅を対象に、建設時に出る廃棄物の種類と量を計測する調査を実施しました。
この調査では、当社および建築工事施工会社、産業廃棄物処理会社が協力し、廃棄物をもれなく収集して、木くずや紙くず、石膏ボード、ガラス・陶磁器くずなどその内容物ごとに重量を計測していきました。
この結果、2002年の同様の調査と比較して、廃棄物の床面積当たりで約2.5kg/m2の減少が確認できました。当社では今回の調査を踏まえ、廃棄物をさらに減らしていく取り組みを強化していきます。

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