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奈良県 H様邸 |
「新築当時育ち盛りだった3人の子どもがそれぞれ独立し、しばらくの間、夫婦2人と母の3人で暮らしていました。ですが息子夫婦に子どもが生まれたのを機に同居することにしたんです。17年間満足して暮らしてきたし、まだ建て替えるのはしのびないと思い、増改築することにしたんです。」
「生活ゾーン完全分離型にしたことは正解でした。生活時間帯が違うし、食事の好みも違う。お互いこれまで通り自分達のペースで暮らせる方が、気兼ねがなくていいですね。」

外装も一新し、生まれ変わった外観。「全体のバランスを崩すことなく変化がついて、表情豊かになった」と喜んでおられます。

天井高の大型引き分け戸を開け放つと、一体感が高まるリビングダイニング。収納量たっぷりの壁一面収納は、見た目の印象もスマート。

連続感がありつつも、「キッチンが丸見えにならない」位置関係は、奥さまがこだわられたポイントでした。

外階段から直接2階子世帯玄関へ。幅広のバルコニーは、「ちょっとした庭代わり」に活躍しています。
「リフォームとはいえ、2階に新しい家をそっくり丸ごとつくるようなものですから、小手技ではなく全体的な設計力がなければできないでしょう。しかも、基本構造の枠組みという制約がある。だから最初は、そう依頼しておきながらも『どこまでできるんだろう』と思っていたんです」と、ご主人はおっしゃいます。
そして、階段と一部の壁を除いたほとんど全ての部分を含む大改築により、「同じ家とは思えない」ほどの変身を遂げた2階子世帯ゾーン。改築後は可変性を重視し、現在から将来に渡ってさまざまな生活シーンに対応できるよう、よく考えられた構成となっています。
また1階は、長年愛着を持って暮らしてこられたのが一目でわかるほど美しさを保つ木部の風格や落ち着きはそのままに、壁と天井を改装。「さわやかな空間に生まれ変わった」と喜んでおられます。
完全分離タイプとはいえ、実は上下階は内階段でつながっているH氏邸。行き来も気軽にされているとか。とくに1歳半になるお子さんは“おじいちゃん、お ばあちゃん”が大好きで、「下に行こうよ」と、せがむこともしばしば。「孫がかわいくて」と目を細めるご両親に、「何かと大助かり」と嬉しそうな奥さま。 ご家族それぞれに4世代7人のにぎやかな日々を楽しんでおられるご様子が印象的でした。