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東京都 K様邸 |
仕事柄、海外生活が長く、リタイア後は15年前に建てたこの住まいでゆったり暮らしたいと考えていました。ところが、いざ暮らしが始まってみると、世界各国で集めた家具や食器などが思いのほか増えていて、収納が不足。
また、現在ウィーンに住んでいる娘の家族を滞在させたり、外国の友人を招くことも考えると、スペースが足りず増築して新たな空間を創出しようと考えました。」
「ヨーロッパの建物をモチーフにしたサロンと、戸外でも食事を楽しめる、ゆったりとしたルーフバルコニーです。
海外の生活スタイルやセンスを盛り込むことができ、これからゲストを招くのがとても楽しみです。増築によって、空間だけでなく気持ちが豊かに広がりました。」

天井を3.3mというゆとりある高さに設計したサロン。縦長の窓にすることで、より高さを感じられる工夫も。リビングから入ったときに、とても開放感があって気持ちいいそうです。また、壁の照明や家具なども、赴任先で求められた思い出の品々。海外のご友人を招くにふさわしい空間になりました。

既存リビングのインテリアも、日本の“家具をシンプルに置く”発想ではなく“たくさんの家具を使いこなして暮らす”外国的なスタイル。新しいサロンとも違和感なく調和していました。

既築部分である玄関前は増築部分と同色で塗装し、アプローチもリフレッシュ。

バルコニーを支える構造壁部分を円筒形に。アール壁になじませたデザインがヨーロッパの塔のようなイメージになり、とても気に入っているそうです。
まず、リビングの延長線上にサロンを設けたいと思いました。でも、単に空間を広げだけではつまらない」モチーフとしたのは、ヨーロッパで見た尖塔のある建物だったとか。
「サロンの外壁にカーブを持たせ、できるだけ天井を高くすることで、特別なもてなし空間に仕立てたかったのです」とKさん。
ルーフバルコニーを計画された時は、「ただ、サロンの上に12畳を超えるバルコニーを設けると、太い支柱が必要だといわれて。初めは外観の妨げになるかなと思ったんですね。そうしたら、設計者が塔のような円筒形にデザインにしてくれて、逆に美しいアクセントになりました」と機能面だけでなくデザイン面にも満足していただけました。
増築部分には書斎や大型の書庫、シャワー室、そしてバルコニーを望むゲストルームも完成しました。