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Iクリニック 外観「小堀の住まい」

この建物は、30年以上の間、この地域で開業して来られた医院の移転にともなう計画であり、建築地は、ベッドタウンに位置している。周辺は、駅に通じる商店街と交通量の多い国道にはさまれており、中高層建築や商業施設も多く建ち並んでいる。これらの複合した周辺環境において人や車の流れをどのように融合し、また分離させるかという事と、公共性のある建物をこの敷地に対し、どのように落とし込むかという事を設計の条件に置いた。全体構想は、医院建築におけるプライバシーの観点から周辺に対して「抜け」のある、近隣に影響されにくい東南に開放させ、南面は国道からの騒音と視線を考慮して意図的に閉ざし、庭を設けることで出来るだけセットバックさせた。また公共性を考慮し、2階部分は機能的に配列し、近隣との間隔を離すようにした。

エントランスは、国道と商店街の2方向からアプローチし、国道側は植栽による緩衝地帯が、人と車を分離し、安全性を確保すると共に、商店街側は国道との段差を緩やかなスロープで解消させ、高齢者、身障者にも配慮した計画とした。建物に沿ったスロープは、ガラス越しに待合の雰囲気を少しだけ感じさせる事で外部から内部へ安心して誘導できる役割をもたせた。この2つの導線は単なるアプローチとしてのみならず、人や車椅子が行き交う新たな街路として地域の脈となり、また日没後はライトアップされた建物が街灯として光を放つことで再構築された地域のシンボルとなり、「医院」という公共性も果たすと思われる。

アプローチを抜け、内部に入ると喧騒とした周辺環境に対し、一転して異なる空間を目の当りにする。そこには人通りや車や建物さえも消しさった無垢の白い壁が内から外へとつながり、空の青さと、ハナミズキや下草の緑だけを映し出す。診察を待つ間、少しでも不安感を取り除き、精神的にリラックスしていただけたらと微力ながら思いを込めた。

Iクリニック 待合室「小堀の住まい」

Iクリニック キッチン「小堀の住まい」

Iクリニック 待合室02「小堀の住まい」

Iクリニック 外観02「小堀の住まい」

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